サバキ神妙
第十回 ムエタイ〜横須賀〜
えんい〜
(意訳:誰か俺を殺してくれ!)

…はい。もう時事ネタはやめます。
やっぱりメルマガとはいえ永遠に残るものですし。
(絶対残らねぇ)


●レミングス3D●


今回はムエタイさんの攻略です。

一見、
『あの人の頭、釘抜きかしら…』
などという非常にベタな発言をさせてしまいがちになる
プログレッシブな髪型の彼なんですが、
実はとてもエキサイティングな戦い方が出来る
とってもオールライチュなファイターです。

とはいえ最初に触った時は、
「なんだか動かしにくいキャラだなあ」
と思うはずですので、
そんなにとっつきやすいキャラではない という事は留意しておいてください。

なんといっても彼、すぐにヒジやらヒザを使いたがる
でリーチが短い攻撃が多いんですね。

これは最初の一発目が勝負なSAVAKIにおいて
多大なハンデを背負うことになります。

確かに離れているときの上段中キックなど、
足を伸ばして蹴ってくれる技もあるのですが
それでも他のキャラに比べると、短い

ジャンプキックもモッサリと膝蹴りしますので、
これまた、短い

また、なんとか有効な一発目を当てたとしても
畳み掛けられるような技が無いんですね。

一発、一発で途切れる感じで。

手数勝負でもなし、重い一発があるわけでもなし。

しかしここで、
『そうか、このキャラはやっつけ仕事だったんだな』
と言ってやめてしまうのは非常に勿体無いのです。


●新入社員とおる君●


非常に短いリーチの強威力攻撃。

手数が続かないモッサリ感。

決定打に欠ける打撃技。

釘抜きっぽい髪型(個人攻撃)


・・・

ああっ使えねえな!
すぐモッサリした強威力攻撃にシフトアップしやがって…。
リーチ短いくせに出し終わった後のモーションが長過ぎるんだよ!
…ん? あ、でも、この強威力攻撃って、当てると確実にダウン奪えるのか…。
でも、うん、それでもなあ、使いづら…ん!?』


…そう。そうなんです。

ムエタイさんを扱う時に考えることはただ一つ、
『如何に強威力を確実に当てるか』
だけ。

一点に絞られるが故に、深い

そして、リーチが短く、モーションがモッサリしてる
この強威力攻撃の使い方がわかってくると、
『ああ、ゲーム性の妙だ…これがゲームだよ!』
と快感のツボを刺激されるコト請け合いです。

最初の一発で相手の構えを把握し、確実に
強威力攻撃が当たるように仕向ける(誘導する)

強威力攻撃が当たると相手は吹っ飛び、ダウンする。

エンドレス



強威力攻撃を外すと大きな隙を作ってしまう。

何とか体勢を立て直す。



これがムエタイさんの神髄です。

これがね、たまんないんです。まじで。

上段ガードしてたら下段ヒザでダウン。
下段ガードしてたら上段ヒジでふっとばしダウン。


狙いは上段ヒジをフィニッシュにする繋ぎです。
これ、その前の調整も全部入ったら五目盛りは削れます。

体力目盛りは全部で十七ですから大技級です。
そして、決まると非常に気持ちいいんですよ。

テコンドーさんのような赤いパーティクル技を持たない
ムエタイさんですが、違うところでちゃんとカタルシス
のツボが用意されているようです。

はい。
そゆことで、SAVAKIの空気に慣れてきたらムエタイさんを使ってみて下さい。
なかなか面白いキャラですよ。

…うん。
もうじき、この連載、打ち切りなのです。
(この青い大空にピュアな瞳と澄んだ声で)

次回は≪ジークンドー超連打≫の予定です。

(文責:バドソン)

「習慣!ゲーム微妙 01/03/03号」掲載


次へ進む
前に戻る
サバキトップへ戻る
微妙トップへ戻る