さすが『こいこい7』、 中途半端なことはしない

―― 『こいこい7』 がついに最終回を迎えます。終わってしまうのがすごく残念です。
あっという間だったよね〜。
稲村 毎週みんなと会っていたのに、それがなくなるんですよね…。
伊藤 寂しくなるよ〜。
特に『こいこい7』の6人とはすごく仲がよかったからね。
儀武 過去形にしないで! 今も仲がいいんです。
こやま これからもずっと変わらないよ。あれ? でも泰さん、なんでここにいるの?
川瀬 「アニカン」に出たいんだって(笑)。
台本では一番上に田中哲朗って名前があるしね。主人公なんだよ、一応。
儀武 でもアニメのエンドロールでは最初に名前が出てこないじゃん。
伊藤 哲朗がいないと思ったら、2枚目で出てきた。
(後藤さんを見て)なんでそんなに怯えてるんですか?
伊藤 あっ、ほんとだ(笑)。
後藤 …泰さん、怖いっ。(一同爆笑)
川瀬 収録中に陰で沙緒里ちゃんをいじめてたんでしょ。
伊藤 この時期に来て問題勃発か〜!
儀武 なんかしちゃったんじゃないの(笑)?
何もしてないよ!
―― (笑)。現場もこんな感じで、あのよろし荘みたいに賑やかなんですか?
伊藤 泰さんは哲朗と違ってチヤホヤされないよね(笑)。
川瀬 たまに居場所に困っている時がありますよね。「オレはどうしたらいいんだ」って。
こやま でも無理に入ってこようとする。
同じ作品を作っている仲間ではないですか(笑)。交流はもちましょうよ。
伊藤 必死だ(笑)。なんか女の子の輪って独特のものがあるからね。
こやま 女の子だったらよかったのに。
―― でもアニメでは女装させられてますよね、哲子ちゃんになっちゃった(笑)。
伊藤 画だけ見ると相当かわいい女の子だよ。
最初はちょっと声を高めにしゃべってたんだけど、普通の声なのにみんなが気付かない方が面白いということになって。
儀武 普通は気付くよね。
稲村 でもチュッってやられた時には、うわ〜って。
後藤 悪寒が走りました(笑)。
―― 制服コスチュームもすごく鮮やかなんですが、4月のイベントでは泰さんは学生服で登場しましたね。
あれは自前なんですよ。
儀武 別に誰にも頼まれてないのに、自分でやりたかっただけなんですよ。
―― 今度はメイド服の哲子ちゃんでどうでしょう?
おっ〜(喜)!
こやま 絶対嫌です。
儀武 すね毛は剃るの?
こやま うわ〜、ふぇ〜。
稲村 きみきみが壊れてく〜。
想像しすぎだよ。それより僕のキャラソンもぜひ。エライ人たちにお願いしたら「じゃあ再来年ね」って言われた(笑)。
川瀬 哲朗が無理矢理ミヤ様とデュエットさせられてるっていう図は想像できるんだけどね。
儀武 ミヤ様と「SUPER LOVE」を歌っちゃえばいいじゃん。
―― ミヤ様のあの歌声はすごいから。みんな再起不能だ(笑)。
稲村 あれは最高ですよ。おなかを抱えて笑いました。
普通に歌える人が下手に歌うっていうのは難しいよね。
儀武 3テイクくらい録ったんだって。1回目はあまりに違いすぎて、なんの歌かほんとにわからなかったんだって。
川瀬 うわ〜、それが聞きたい。
稲村 ぜひDVD特典に付けてほしい〜ぃ。
儀武 やっぱりひとりで歌うのは緊張するよ。かわいいなあの子、(イベントで自分のキャラソンを)歌い終わって泣いちゃったの。(川瀬さんの方を見る)
川瀬 言わないで、それは! 歌い終わった瞬間、亜矢ちゃんの顔を見たらすごいホッっとしちゃったんです。抱きつきたいって思った。
伊藤 飛び込んでくればよかったのに。
川瀬 絶対ひかれると思った。
伊藤 ひかないよ。
そんなことより哲子ちゃんでいいんで僕のキャラソンを作ってください。
―― ところで泰さんは6人のキャラの中で選ぶとしたら誰を?
稲村 それは聞いてみたい(笑)。新しいパターンの質問だ。
後藤 でも選ばれてもどうなんだろう(笑)?
哲朗としてはヤヨイちゃんと言っておかなくちゃ。「健気に一生懸命まっすぐにがんばっているヤヨイちゃんが大好きです」。僕自身としては…、いろんなタイプの女の子がいますからね。う〜ん、オトメかなあ?
川瀬 オトメなんだ、意外だ!
ロリコンっぽいって言われるかな(笑)。…あれ、泰さん怖い?
後藤 …大丈夫です。
4話でオトメがすごくかわいく見えたんですよ。電気がパチパチして壊れていくところがすごく辛かったもの。
―― せつない話でしたよね。
伊藤 サクヤはいつもドッカンやってるんですけど、唯一泣いてるのがオトメがショートしたこの回。「もう誰も失いたくないんだ」って男泣き。
稲村 サクヤのオトメに対する愛情をすごく感じました。オトメは後半になると「不可解デス」以外のセリフも増えて、ピースサインを出しているシーンもあったり。それがかわいくてひとりでドキドキしてました。
儀武 10話でアキヲとヒフミとの回想のシーンが出てくるんですけど、あれはよかった〜。2人の友情が伝わってきた。
こやま この回ではいつもと違うヒフミが見れるのでおすすめです。メガネっ子になってるんですよ。
―― ミヤビも髪の毛で傘を作ったりいろんなことをしてました。
川瀬 ヒキ絵でもミヤビちゃんは髪で変なことやってるんですよ。自分はセリフをあててないんですけど、小ネタが入ってるんで、そこをチェックすると面白いですよ。
儀武 後半になるにつれ画がすごい遊び始めたよね。
儀武もアドリブでいいセリフを入れてたよね。
儀武 名作の数々をオマージュしてます(笑)。
―― ヤヨイちゃんはいつもテンションが高くて、こっちも元気になりました。
後藤 必死にヤヨイについていきました。中盤くらいからみんなの演技にひっぱられて、自然と流れにのっていけた。泣いている哲朗さんをヤヨイがキュッって抱きしめるところなんかすごいナチュラルにおかあさんみたいに出来ました。
伊藤 十代で母性愛に目覚めたか!
後藤 もうどこが見どころっていうか「全部見てください」(笑)。
柔らかく命令してる(笑)。
儀武 「全部見てね、全部買ってね」だね。声を張るシーンとかでもキャラが変わらないで、ヤヨイちゃんのまますごい怒ってるんだよね。「あ〜、いい芝居するな、沙緒里って。光ってるぞ〜(笑)」って思った。
―― ラストに向けて見どころは?
川瀬 12話にして新キャラが出てきたからね。
焼ちゃん略ちゃんって言うんですよ。なんかお笑い芸人みたいですよね(笑)。彼女たちがいったいどんな行動をするのかに注目です。
儀武 オープニングの画にはずっといたからみんなも気になってたと思うんですよ。
稲村 謎めいた部分が明かされていくのかな。
後藤 今までバタバタやってきたんですけど、ちょっとシリアスなところもあったりして。
―― お色気ありアクションありシリアスありと(笑)。7月からはDVDもリリース開始です。
伊藤 本編もそうだけど毎回ドキドキするのがDVDに入る特典映像だよね。
稲村 あそこまでやっちゃうんだっていう感じ(笑)。さすが「こいこい7」、中途半端なことはしない。
全話数、DVD用に特典映像を作っているからね。特に最終回のAV特典は…。
儀武 えっ、そんなのないよ!
伊藤 自分の欲望を晒したな! だからさおりんに怖いって言われるんだよ。
稲村 ヤバイな、泰さん。
後藤 まだ18歳なんで…。
―― それぞれのキャラクターアルバムもリリースされるし、楽しみはまだまだ続きますね。8月にはイベントもあるし。
稲村 イベントは楽しいですね。「SUPER LOVE」を、きみきみと沙緒里ちゃんの3人で歌ったことがあって。それが印象に残ってる。
儀武 そうそう、すごい気になってたんだよ、どうだったの?
稲村 もうハアハアでした。すごく体力を使った。さおりんの感想は?
後藤 大変でした。3人で6人分のパワーを出さなきゃならないから、がんばりました。
儀武 実をいうと怒濤のサビでは全員がちょっと息切れモードなんです。協力しあって、ここのパートは誰々は休んでもいいみたいなキメごとがあるんですよ。あっ、これ内緒ですよ(笑)。
川瀬 薄くてもいいみたいなね(笑)。でも3人だと「みんな歌え〜!」ってなりますよね。
稲村 きみきみはどうだった?
こやま 完璧♥
伊藤 さすがだ(笑)。
―― なんといってもこいこい7のリーダーですからね。
こやま でもよく考えるとリーダーらしきことは何もしてないかも…。
ちょっとみんなフォローして!(しばし全員沈黙)ないのかよ!(笑)
こやま セクハラ(笑)はいっぱいしました。
儀武 みんな洗礼を受けました。きみきみが「元気か? 元気か?」って、みんなのことを触って体調管理をしてくれる。
稲村 すごくナチュラルに。
儀武 あくまでも体調管理です。
伊藤 上手いこと言うなあ。
後藤 してくれました。ありがとうございます、リーダー。
こやま あっ、はじめてリーダーって呼ばれた。
稲村 もう最後なのに(笑)。