サバキ神妙
第三回 本当にパンチとキックの妙
女性隊員
「隊長・・・あれ、何でしょう・・・?」

(宇宙船の外には怪しげな光を放つ建物

男性隊員
「オレ達・・・来ちゃいけないところに来たんじゃあ・・・?」

サイボーグ
「!・・・あの建物はゲンの基地ではないでしょうか?
あの谷には、位相変動の偏差が見られます。
ストロンチウム反応炉を使っているに違いありません」

男性隊員
「それって魚のフライ揚げるのに使うのか?」

サイボーグ
「大変申し上げにくいのですがストロンチウム反応炉は、
魚を2.4ナノ秒で分解してしまいます」

(騒然となる船内、男前の隊長が無線機を取る)

隊長
「サンスター!応答せよ!サンスター!!」

女性隊員
「隊長!ミサイルが来ます!!」

男性隊員
「やっぱりオレ達はこんなところ来ちゃいけなかったんですよ!!」
・・・・・・・

以上、ゲンウォー(1996セガ)の
スタートレックというよりはスタートラック的な、
日野自動車的なナイスムービーでした。

なんで、これを冒頭に持ってきたかと言えば
『やっぱりオレ達はこんなところ
来ちゃいけなかったんですよ!!』

みたいな話なんです。今回は。

じゃあ、本題に入りましょう。

SAVAKIのパンチ、キックは
『弱、中、強』の三段階のアクションがあります。

また、パンチはそれぞれに『上段、中段』があり、
キックはそれぞれに『上段、中段、下段』があります。

で、操作の方法ですがSAVAKIは
パンチもキックもボタンひとつずつしか使いませんし、
なんかのスト2のように押した長さで、ということもありません。

そうです。強弱も十字キーを使うのです。

例として自分が左側、敵が右側にいるとします。

まず、キックを出すとすると・・・

『左上押しながらCボタン=上段強キック』
『 上押しながらCボタン=上段弱キック』
『右上押しながらCボタン=上段中キック』
『 左押しながらCボタン=中段強キック』
『ニュートラルでCボタン=中段弱キック』
『 右押しながらCボタン=中段中キック』
『左下押しながらCボタン=下段強キック』
『 下押しながらCボタン=下段弱キック』
『右下押しながらCボタン=下段中キック』
・・・こんな書き方しかないんだろうか?

とにかく、十字キーの前後の操作を重心のかけ方だと考えれば、

ぼーっと立ちながら繰り出す物は弱威力。
少し前のめりになって繰り出す物は中威力。
後ろに重心を置き、ためて繰り出す物は強威力。

と、いう感じでしょうか。

そこに、
上段の構えなら上段に、
中段の構えなら中段に、
下段の構えなら下段に、

キックを出すというわけです。

(あ、これ言ってなかったかもしれませんね。
SAVAKIは下を押してもしゃがみませんし、 上を押してもジャンプしません
ただ、構えが微妙に変化するだけです。
これは、対人戦の時に重要です)

次は、パンチです。

強弱はキックと同様、

ぼさっと立ちながら繰り出す物は弱威力。
少し前のめりになって繰り出す物は中威力。
後ろに重心を置き、ためて繰り出す物は強威力。

というフィーリングで。

しかし、前述したように、
なにせ、こいつら、しゃがみません
ので下段パンチというのが無いわけです。

じゃあ、下段の構えの時は無効か、
と言えばそうではなく、
『下段の構えの時に中段パンチ』
が出ます。

・・・は?

で、
『中段の構えの時は上段パンチ』
が出ます。

・・・え?

んでもって、
『上段の構えの時は上段パンチ』
が出ます。

・・・はあ!?意味わかんねえよ!

本当です。
ネタじゃないです。


・・・はああ!?わけわかんねえ!!

(騒然となる船内、男前の隊長が無線機を取る)

隊長
「サンスター!応答せよ!サンスター!!」

女性隊員
「隊長!ミサイルが来ます!!」

男性隊員
「やっぱりオレ達は
こんなところ来ちゃいけなかった
んですよ!!」

次回は≪サバキとフェイントの妙≫です。

(文責:バドソン)

「習慣!ゲーム微妙 00/11/18号」掲載


次へ進む
前に戻る
サバキトップへ戻る
微妙トップへ戻る