綾崎若菜

あらすじ

これまた合コンで知り合った若菜と主人公

主人公は若菜にモデルの依頼をするが、無下に断られる

めげずに彼女のバイト先で仕事をはじめる主人公に光明はあるのか!?



感想

ディープ(by渋谷哲平)
青い海(海 海)

真奈美のシナリオもかなり重いが、それを上回る重さだと思う。

病院の前で転んだ少女、寛子ちゃん
(声:大谷育江)
をきっかけに綾崎病院でバイトをはじめる主人公。

しかし、若菜がモデルをOKしてくれるきっかけになるイベントがスゴい。

若菜に患者の尿を全身に浴びせられるのだ!!(笑)
(しかもそのシーン名が「ずぶぬれの僕」なところもイカス)

尿まみれになった主人公は水浴びして難を逃れるが、その後発熱してダウン。
お見舞いにやってきた若菜におかゆ(フィーバー)つくってもらったりしてようやくOKがもらえるという 素晴らしいお約束的展開である。

これだけでも若菜のシナリオのスゴさが伺えるのに、さらにスゴいイベントが待っているのだ!

「ぺるてす病」なる謎の病気で入院している寛子ちゃん
(声:大谷育江)
には大好きなお兄ちゃん(中学生)がいる。

その兄が修学旅行のお土産を妹に渡すために病院に向かうが…
車に跳ねられ意識不明の重体に
(シーン名が「真っ赤なぬいぐるみ」だったりする)

翌朝、兄はそのまま還らぬ人に…

涙さえ見せない若菜を寛子は責めるが、それは大切な人を失った辛さを知っている故だった。

…という風にメチャ重いのだ。
(しかも分岐によって多少話が変わるが、寛子ちゃんの兄が死ぬのは変わらない)

ある意味、このシナリオが全体で一番際立ってると思うので是非クリアして欲しい。
看護婦と死、という一見ありきたりなテーマについても考えさせられた。
…ちょっとだけだが。



攻略のポイントとか

若菜は二本立て形式。
終盤、合流したシナリオが「優に相談する」か「るりかに相談する」かでエンディングが分岐する。
クールな優に相談した方がハッピーエンドだろうと思ってたが、実は逆(笑)

寛子ちゃん
(声:大谷育江)
と若菜をいかに仲直りさせるかが、ポイントみたい。

しかし、いくらなんでも死ぬためだけに出てくる寛子ちゃんの兄はかわいそすぎると思う。
(セリフすらないし)

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